2012年4月8日日曜日

POWELL'S BOOKS part-I



この写真は
今年の3月に僕が生まれて初めて足を踏み入れた場所、アメリカのPortland. Oregon.

翌日はLos Angelesへの移動の前の日、雨の日曜日の午前中、
現地のガイド兼/ムード・メイカーとして僕らの旅に帯同してもらったBoot-Tondelさんのお勧めで、
連れて行ってもらった『POWELL'S BOOKS』の前で、

その前に立ち寄ったダウンタウンのApple Storeで手に入れたi-Phone 4sのカメラを使って
イチバン最初にパチリした一枚です。

僕の初めてのBLOGと初めて繋がりで選んだものですが。

せっかくなので
この『POWELL'S BOOKS』についてのお話からから、始めてみる事にしました。よろしっく!

Portlandについては
以前読んだ雑誌SPECTATORに掲載されていた幾つかのコラムと、
昨年の夏の間に移住していたBoot-Tondelさんからも少し話しを聞いたりしていて、
いつか訪れみたいなと妄想はしてみたものの
しかし、はたしてそこがいったいどんなトコロなのか?とか、
そこにはどんな人達が居るのか?といった興味が
不思議と思いもよらず、行く前の日になっても浮かばなかったので
もう、全くのお任せ状態であったのですが、一緒に行った仲間と現地で知り合った人達の
豊かな個性に支えられて、すばらしい旅となったの言うまでもありません。みんなありがとう!

東京を離れてPortlandに到着したコロは
晴れているのに、雨やら、あられが降ったりして、なんだか不安定な気候でしたが
その当時まだまだ寒かった東京に比べれば十分暖かい、春の日を満喫する日々が続いたのでした。

そんな好日日和の毎日とは打って変わった
翌日はLos Angelesへの移動の前の日、雨の日曜日の午前中、
現地のガイド兼/ムード・メイカーとして僕らの旅に帯同してもらった
Boot-Tondelさんのお勧めで、連れて行ってもらった『POWELL'S BOOKS』とは
話によると、今から約40年前にPOWELLさんがここPortlandにオープンした、
世界で最も大きなインディペンデントの本屋さん。
つまり、個人の経営では世界最大の本屋さんだそうです。



4階建ての本館と10th Ave.をまたいだBUILDING 2を合わせて
あらゆる人達に向けた、あらゆるジャンルの本が『Green』や『Rose』『Pearl』といった
色の名前を付けた部屋にディスプレイされています。
全部で10有るそれぞれの部屋に並んだ書籍の多さにまずは圧倒された僕の場合、
とにかく一回で細かく見て回ろう!等とは到底思えなかったので、
売り場の場所を説明する『map.』や、特別に売り場を宣伝するためのポストカードとか
レジのヨコに、そっとフリーで置かれる様なセンスの良い素敵な備品達に
注目して見たりしてみた。



しかし、
床から天井までトコロ狭しと並べられた本よりも、センスの良い備品達よりも、
特に僕の目を奪ったのが実は圧倒的なPortland感満載の人達で埋め尽くされた
「お店の中の様子」そのものでした。
さすがPortlandia達に支えられてきた本屋さんは、他とはひと味違います。
ここに集う大勢のいびつな人達のたしなみ、たちふるまいが、集まって出来た独自の空気感でいっぱいの中を
僕みたいに何も目的をもたず、ふっと訪れた旅人が落ち着いて、ゆっくりと、見て回り、過ごす事ができる自由な空間。
まさに、『map.』の裏に描かれているPortland在住のArtistであるJonathan Hillさんのイラストそのまま!
このお店を通してSan FranciscoやN.Y.Cしか知らなかった僕に、
Portlandがじんわりとしみ込んでいくのを感じるのでした。


そして
素敵な本屋さんのそばには必ず、素敵なコーヒーショップがあるものですが
きっとここのコーヒーショップもひと味違うこと間違い無し。と思い、
探検はそこそこにして、
1階の『coffee』の名のついた部屋に併設された『WORLD CUP COFFE&TEA』へ
向かうことに僕らの意見は一致したのでした。

つづく

POWELL'S BOOKSのホームページ→http://www.powells.com/
Jonathan Hillさんのホームページ→http://www.oneofthejohns.com/